隠し事 ヘンリー・ダーガー
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 孤高のアウトサイダー・アーティスト、
 ヘンリー・ダーガーのミステリアスな生涯と創作の謎に迫る異色のドキュメンタリー
 『非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎』


を、観てきました。
場所は渋谷シネマライズ。


ダーガーはすでにこの世の人ではないので、彼を知る人々のインタビューと、作品世界をいったりきたりするぼんやりドキュメンタリー。
正直、この映画そのものは別に観ても観なくてもどちらでもよい感じでした。
ダコタ・ファニングのナレーションは良かったけど(好きだからダコタ)。
ダーガーの絵を勝手にアニメ化しちゃうのは賛否両論でわ。

そんな中で一部印象的だった、ダーガーの元隣人のインタビューを見て思ったことをメモ↓

ダーガーは他人とほとんど接触を持たず、部屋にこもって自分の空想世界の物語を書き続け、描き続けました。ダーガーが晩年救貧院に入所した後、彼の住んでいた部屋を片付けようとした大家(自身もーアティストであるネイサン・ラーナー)によってダーガーの作品郡がはじめて他人の目にふれるわけです。
その作品群に圧倒された隣人がダーガーを救貧院に訪ねた際に言うわけです。
作品見たけど素晴らしいね。と。
その時ダーガーは白目を剥き、まるでパンチをくらったようだったそうです。

ダーガーは救貧院に入所する際に作品を持っていこうとはしませんでした。
全部彼の部屋に置いてきた。
というのもあの部屋そのものが彼の人生であり、そこを出なくてはならなくなった時点でダーガーの生涯は幕を閉じたのだと。

自分の生涯は終わったと思ったところに隣人が訪ねてきて「素晴らしいね」と言われ、
パンチをくらったようになったダーガーの気持ちはいったい?
その時ダーガーが言った言葉は、
「もう遅いよ」


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今回の記事のタイトルにある「隠し事」とは、特にダーガーの行いを指したわけではないです。
ダーガーは別に作品を隠していたわけではないと思うので。たぶん。


秘密って常にひとつやふたつ持っていたいけれど、
隠し事を抱えるのって楽なことではない。
秘密なのか、隠し事なのか、その境界線はどこだろう。
知らせたくない、なのか、知られたくない、なのか。
いずれにせよ他人を意識するから思うことである。
でも世の中知らなくていいことも多いのは事実。
無理に知ろうとしなくてよい。
出てくるときには出てくる。
…それはほんと?





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04/17 21:02 | 創作にまつわる話
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